ガーデニングとは

ガーデニングを始める前に

一言でガーデニングといっても、目的やテーマによってそのスタイルは様々です。ガーデニングを始める前に、まずは、庭やベランダ、屋上をどのようにしたいのかをイメージしてみましょう。例えば、樹木に囲まれた緑がきれいな庭、花がたくさんのカラフルな庭・ベランダ、野菜やハーブ、果樹などの栽培と収穫を目的とした家庭菜園、室内から静かに眺める為のシンプルなものなど、自分が理想とするガーデンを自由に想像して下さい。

ガーデニングの種類

ガーデニングの種類は、具体的には次のようなものが挙げられます。

• 日本家屋と相性の良い和風庭園
• 四季の彩りを楽しむ風景的なイングリッシュガーデン
• 高低差を生かした立体的なイタリア式ガーデン
• シンメトリーが特徴の平面的なフランス式ガーデン
• タイルや石畳を敷き、噴水や飾り鉢で構成するスペイン式パティオ

自宅に合ったプラン作り

目指すガーデニングのスタイルが決まったら、下記のリストを参考に、自宅の条件や環境をチェックしましょう。

• 作りたいガーデンに適した場所であるか
• 花や草木を育てられる自然環境であるか
• 適切な管理が行なえるか
• 日照や通風条件は満たしているか
• 育てたい花や草木に適した土壌環境であるか

また、建物や部屋との調和もガーデニングの大切な要素のひとつです。草木や野菜、果樹などは、植えたときと成熟して生い茂ったときとでは印象が変わるため、成長を見越して配置位置やバランスなどを慎重に決定することが大切です。旬の季節が異なるものを配置する場合は、植物の相性にも気をつけましょう。

代表的なガーデニングの構造物

ガーデニングに植物以外の構造物をうまく取り入れることで、景観に立体感や変化を持たせましょう。和風の庭を目指すなら、灯籠や石組み、飛び石、敷石、藤棚などがおすすめです。洋風のガーデンであれば、テラスの上部に組む棚を指すパーゴラ、壁掛けの木製棚を指すラティス・フェンス、装飾柱を指すオベリスク、中庭を指すパティオ、洋風のあずまや（ガゼボ）などが代表的です。

幅広い楽しみ方を持つガーデニング

日本では、1990年代あたりから庭やベランダにて花や植物を育てる趣味が人気を集めるようになりました。花や植物に触れることで多忙な生活で積み重なったストレスを癒すことができる他、スローライフに憧れる人が増加し始めた背景もあり、これまではガーデニングに興味の薄かった若者の間でも、盆栽や観葉植物を部屋に飾ったりハーブを栽培したりと、生活の中にガーデニングを取り入れる人が増えています。