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ホームセンターで役立つ資格
「DIYアドバイザー」
DIYを行なう人たちに対して適切な指導とアドバイスを提供するDIYアドバイザーは、DIYに関する幅広い知識が必要となります。日曜大工や園芸などを趣味に持つ人が基礎を学び直すために受験するケースも増えています。
DIYアドバイザーとは

DIYアドバイザーとは社団法人日本DIY協会が認定する公的資格で、DIYの知識と技能を認定するためのものです。1983年(昭和58年)にスタートし、これまでの累計資格取得者は17,620名にのぼります(2013年(平成25年)現在)。
多くのホームセンターでは従業員のDIYアドバイザー取得を推進しており、合格者には認定証が交付され、DIYの指導や相談にたずさわることができます。一方、DIYアドバイザーの資格取得によって地域が主催するDIY講座の講師を務めたり、それぞれの職場においてDIYの知識を役立てたりと、その目的は多岐にわたります。
DIYアドバイザーに求められる役割

DIYとは「ドゥ・イット・ユアセルフ」の略で、「自分自身でそれを行ないなさい」などと直訳されます。DIYが登場した当初、その言葉の意味は住まいの手入れや補修など住生活の分野に限られていました。その後、時代ともにDIYが持つ意味は広がり、現在ではインテリア全般やレジャーなども含む生活のあらゆるシーンに浸透しています。
DIYの範囲が広がるにつれてDIYを行なう人たちのニーズはどんどんと細分化され、店頭には数多くのDIY関連商品が並んでいます。DIYアドバイザーには、個々の目的に応じて気をつけるべきポイント、材料や道具の選び方、必要な技術などに関する的確な指導やアドバイスが求められており、その要望は今後いっそう高まっていくものと考えられます。
一般社団法人日本DIY協会について

DIYアドバイザーの認定を行なう「一般社団法人日本DIY協会」は、DIYの普及と産業の発展を目的とした任意団体「日本DIY協会」として1977年(昭和52年)に発足した団体です。1980年(昭和55年)には通商産業省(現経済産業省)の許可を得て「社団法人日本DIY協会」としてスタートし、その後、新公益法人制度改革に伴って2013年(平成25年)4月に「一般社団法人日本DIY協会」へと移行しました。
日本DIY協会では現在、「くらしを変える力DIY」をスローガンに掲げ、「DIYの健全な普及を通じて、DIY産業の総合的な発展を図るとともに、豊かな国民生活の形成に寄与する」ことを目指して、各地域においてDIYの普及に尽力しています。日本DIY協会は製造業、卸売業、小売業といった会員社の協力によって運営されており、2013年(平成25年)3月現在、その数は490社となっています。
DIYアドバイザー試験概要

DIYアドバイザーの試験は毎年1回行なわれます。受験願書の受付期間は5月中旬~6月中旬で、試験は8月と11月に実施されます。
受験資格
試験が行なわれる年度の4月1日における年令が満18歳以上であること。
試験日
1次:8月
2次:11月
合格発表
12月
受験申込期間
5月中旬~6月中旬
試験会場
1次:東京、大阪、名古屋、札幌、福岡
2次:東京、大阪
受験料
13,650円
試験科目
1次(学科試験)
- ①住宅、及び住宅設備機器に関する基礎知識
- ②DIY用品に関する知識
- ③DIYの方法に関する知識
- ④DIYの関連法規に関する知識
- ⑤その他DIYに関する基礎知識
*1次試験合格者には2年間の1次試験免除の制度があります。
2次(実技・面接試験)
- ①DIYに関する実技の能力(DIYの方法を正しく行なえる能力、DIYに必要な用品を適切に選び出せる能力、DIY用品を安全に取り扱える能力)
- ②DIYer.(住まいの補修、改善を自分の手で行なう人たち)の相談内容を正しく理解し、的確に指導助言を行う能力・態度・識見