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ホームセンターで役立つ資格
「エクステリアプランナー」
エクステリアのデザイン、プランニングを行なうエクステリアプランナーは、一般住宅からまちづくりに至るまで、幅広い知識と技術が必要です。
エクステリアプランナーとは

エクステリアプランナーとは公益社団法人日本エクステリア建設業協会が認定する民間資格で、エクステリア(住居の外観)に関する専門知識を身につけることを目的としています。エクステリアのテーマづくりやレイアウト提案といった企画力をはじめ、設計図を正確に作成できる知識と技術、施行における原価管理や現場の監理能力など、様々なシーンでその手腕が問われます。
エクステリアプランナーは1級と2級に分かれており、1級を取得するためには外構全般の設計、工事、監理を任せられるだけの専門知識と技術を兼ね備えていることが必要となります。2級では、外構設計に従事する基本的な知識を有していることを認定します。
エクステリアプランナーに求められる役割

エクステリアプランナーは、お客様の希望や暮らし方をもとに、エクステリアをデザイン、プランニングするのが主な仕事です。お客様の快適で幸せな暮らしを実現、サポートするためには、密なコミュニケーションが重要となります。
また、近年は全国各地の自治体において快適なまちづくりを意識した外構工事や緑化が進められています。景観との調和を図りながらそこに住む人たちの住環境の向上を実現するため、エクステリアプランナーによるプランニング技術や技能がますます重要となっています。
日本エクステリア建設業協会について

公益社団法人日本エクステリア建設業協会は、住宅の外構専門工事業者によって構成されている公益法人です。1978年(昭和53年)に起きた宮城県沖地震においてブロック塀の倒壊が多発したことを受け、1979年(昭和54年)に「社団法人日本建築コンクリートブロック工事業協会」として発足しました。1995年(平成7年)に「エクステリア工事業者団体」と合併して「社団法人日本建築ブロック・エクステリア工事業協会」となったのち、2013年(平成25年)4月に「公益社団法人日本エクステリア建設業協会」として新たなスタートを切りました。
公益社団法人日本エクステリア建設業協会で実施している資格事業は、エクステリアプランナーの他に「ブロック塀診断士」「建築コンクリートブロック工事士」「登録エクステリア基幹技能士」があります。
エクステリアプランナー試験概要

エクステリアプランナーの試験は、1級2級それぞれ毎年1回行なわれます。2級については特に受験資格はありませんが、1級に関してはいくつかの受験資格を満たしていることが必要となります。
受験資格
1級:下記のいずれかの資格を有する者、もしくは2級エクステリアプランナー取得者かつ関連業界において3年以上の実務経験を有する者。
- 建築コンクリートブロック工事士
- 1級2級建築士
- 木造建築士
- 1級2級建築施工管理技士
- 1級2級土木施工管理技士
- 1級2級造園 施工管理技士
- 給水装置工事主任技術者
2級:なし
試験日
1級:11月上旬
2級:11月中旬
合格発表
1月下旬
受験申込期間
6月下旬~8月下旬
試験会場
全国各地
受験料
1級:10,500円
2級:8,400円(学生は4,200円)
試験科目
1級
(学科試験)
- ①エクステリア概論
- ②法規
- ③プランニング
- ④構成部材
- ⑤植栽
- ⑥構造
- ⑦原価管理
- ⑧工程管理
- ⑨施工
(実地試験)
作図用紙2枚に平面図、立面図、断面図、設計意図、植栽リストを記入
2級
(学科試験)
- ①エクステリア概論
- ②法規
- ③プランニング
- ④構成部材
- ⑤植栽
- ⑥原価管理
- ⑦工程管理
(実地試験)
- ①計図作成の知識
- ②ゾーニング図の作成
- ③エクステリア計画の設計意図
- ④部位とゾーニング計画の内容