デジタル家電用語集(や行)
- 小
- 中
- 大
デジタル家電に関する用語(や行)をまとめてご紹介しています。分かりやすく解説しているので、デジタル家電に関する難しい言葉の意味を知りたいときはぜひご活用下さい。
デジタル家電用語集
や行
ゆ
-
USB
ゆーえすびーパソコンなどで幅広く使用されているインターフェイス規格のひとつ。「Universal Serial Bus」の頭文字から名付けられている。パソコンと他のハードウェアを接続する目的で使用されることが多く、最も広く普及したインターフェイス規格であると言われている。また、ホットプラグ(パソコンの電源を点けたままでも自由に抜き差しできる)である点や、バスパワー(給電もできる)などの特徴があり利便性が高い。当初のUSB1.0から規格バージョンが何度か拡張されており、2013年(平成25年)にはUSB3.1の仕様が発行された。規格の数字が上がるにつれて基本的にはデータ転送速度と給電能力が向上する。また下位互換があるため、バージョンの違いを理由として接続できないということはない(給電ができない、データ転送が遅いなど性能の一部制限はあり得る)。
-
USBメモリ
ゆーえすびーめもり「USBフラッシュメモリ」と呼ばれることもある。USBに接続してパソコンなどに接続することができ、接続するだけでデータの読み書きが行なえる記憶装置のこと。記録装置としては、半導体メモリ(フラッシュメモリ)を使用している。数センチ程度の小型サイズでありながらも大容量であり、またUSB規格の普及や利便性も伴って、多くのパソコンユーザーが補助的な記録メディアとして愛用するに至った。基本的には繰り返し使用できることから、CDやDVDメディアに代わり、知人間でデータのやりとりを行なう際に利用されることも多い。キャラクターなどを模したユニークなデザインのUSBメモリも広く販売されている。近年では、オンラインストレージやスマートフォンが普及していることもあり、徐々に市場が縮小されていると言われている。
-
有機EL
ゆうきいーえる本来の意味は、物理的な発光現象のひとつ。この発光現象を利用して映像表現を行なうディスプレイを「有機ELディスプレイ」と呼ぶ。「EL」とは「エレクトロ・ルミネッセンス(Electro-Luminescence)」の省略である。液晶テレビやプラズマテレビと同様に次世代のディスプレイとして注目されたが、まだ広く普及するには至っていない。小型の液晶パネルとしてはある程度の実用段階にあり、スマートフォンやMP3音楽プレイヤーなどに搭載されている小型ディスプレイでは採用されている。有機ELディスプレイの大型化はいまだ開発段階であり、現実的な開発コストで生産するのには至っていない。国内の主要メーカーはすでに撤退しており、現状では一部の海外メーカーで開発が進められている。液晶ディスプレイなどと比べて省電力、高コントラスト比などの特徴がある。
-
有効画素数
ゆうこうがそすうデジタルカメラなどで用いられる言葉のひとつ。デジタルカメラには、写真を撮影する装置(銀塩カメラで言うフィルムに相当)として撮影素子が内蔵されており、メーカーやモデルにより様々なサイズのものが採用されている。撮影素子は大量の画素で構成されているが、実際の撮影ではすべての画素が使用されるわけではない。実際に使用される画素数のことを指している数値が、有効画素数である。撮影素子サイズ(センサーサイズ)が同一であっても、仕様によって有効画素数が異なるため、デジタルカメラを選ぶ際は有効画素数を重視するべきである。なお、画素数になぜ差が生じるのかは仕様上の様々の理由による。撮影素子のうち外周部にあるものはノイズが発生しやすいため使用されないことが多い。また、手ブレ補正などで電子式を採用している場合は、実際には撮影素子の周辺部を切り捨てている。
よ
-
4K2K
よんけーにけーこの用語で使われている「K」は「1,000」のことであるため、「4,000×2,000」と表記しても意味合いとしては同じである。デジタルテレビやディスプレイで使われる用語であり、解像度が約4,000×約2,000である超々高精細テレビまたはディスプレイのことを示している。厳密には4,096×2,160の「デジタルシネマサイズ」や3,840×2,160の「QFHD」のことを総称して「4K2K」または省略して「4K」と呼ぶ。必然的に超大型テレビと言うことになり、かつては100万円を超えるようなモデルしか販売されていなかった。しかし、近年になって10〜20万円程度で購入できる4Kテレビがリリースされたことにより、普及が現実的なものになってきた。ただし、4K2Kに対応した映像コンテンツがほとんど存在しないため、4Kテレビを購入しても得られるメリットは少ない。4K2Kに対応した映像コンテンツの普及が望まれている。